魚の名前に当てられている漢字は非常に難しいものも少なくありません。特にお寿司屋さんなどで見る難しい漢字はなかなか読めないと言う人も多く、これらの漢字を知っていると非常に魚に詳しいと思われることから覚えようと言う人も少なくないものです。最近はひらがなでお品書きを書いているお寿司屋さんも非常に増えていますが、昔はこの難しい感じでお品書きを書いているお寿司屋さんが多く、慣れないとなかなか読めずに注文するのに困ってしまうということも少なくありません。

特に難しい漢字の中で、魚へんに盧と書いてスズキと読むものがあります。もともと盧は黒いと言う意味もあり、スズキの身が黒っぽいことからこのあて字が生まれたとされていますがその真相は定かではありません。しかし鱸という漢字は非常に覚えにくい感じでもあり突然登場するとなかなか読むことができないと言う人も多いものです。
このように様々なあて字も利用される魚ではありますが、それぞれの漢字には意味が込められており、その事を見ただけで魚の雰囲気や旬の時期など様々な情報を得られることも少なくありません。このような当て字を考えた人は非常に現代で言うところのセンスの高い人であり、また現代でも多くの人が利用していることから非常に先見の明があったと言うことも評価できるものです。また芸術的な意味でも次の形が非常に美しく、それぞれのお魚の特徴を充分に捉えていると言うこともできるものです。

このように美しい文字で表現される魚ですが、最近では「業務用紅鮭の仕入れ・卸売・通販は食らぶ市場へ」などで、業務用の食材としてあらかじめ加工されて飲食店や家庭に納品されることも非常に多くなっているため、その漢字が意味するイメージを実際に目にしたことがないという人も最近は増えています。業務用食材は非常に手間がかからずに調理できるため、多くの人に受け入れられており、またコスト削減や効率の良さが重視される現代社会においても非常にその風潮にあったものとなっている現実があります。さらに近年では魚だけでなく業務用の貝類とその他の食材についても調理しやすい形で加工されていることが多いため、その実体を見たことがないという人が非常に増えており、便利になった反面文化的には少し寂しい感じもするものです。機会があれば実際にこれらの食材を目の前でさばいてくれるお店にも足を運ぶのが良いものです。漢字の意味もわかりますし、目の前で職人さんがさばいてくれるその手際の良さや目の前で形を変える食材にもより一層の興味が湧くことになります。